2018年9月28日ロードショーされている
岡田准一主演の映画|散り椿の見所、ネタバレ・感想・考察です。
カメラマンとして実績を積んだ木村大作監督です。いや~映像がキレイでしたね。
スポンサーリンク
映画【散り椿】とは
散り椿の原作
散り椿の原作は、【蜩ノ記】直木賞作家である葉村麟。
朴訥で不器用だけど、清廉に生きようとする侍の話です。
その凛とした生き様。
そして、愛する女性のために命を懸けて闘う姿。
テーマは、切なくも美しい愛の物語です。
散り椿の監督撮影は木村大作
カメラマンとして数々の作品を手掛けている木村大作。
木村大作は、黒澤明を師匠としています。
黒澤明側からもこんな逸話が・・・
木村が東宝を離れてからは、「黒澤明も木村大作を呼んで来い。こんなのあいつなら、一発だよ」と冗談交じりに言ったとも言うピント合わせにおいては、木村は超一流である。
wikiペディア
- 日本アカデミー賞優秀撮影賞21回(内5回最優秀撮影賞)
- 剣岳 点の記 で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞
木村大作監督は、1939年7月13日 生まれ、2018年現在で(年齢 79歳)です。
散り椿の脚本は小泉 堯史
脚本家、小泉 堯史は、1944年11月6日 生まれ、2018年現在で(年齢 73歳)です。
木村監督共々、大ベテランの数々の実績もある方です。
通常なら他人の監督作品の脚本は書かない小泉 堯史さん。
【影武者】【乱】【夢】【まあだだよ】など、黒澤明監督の助監督を務め、監督デビュー作品【雨あがる(黒澤
明脚本)】では、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した監督が、この【散り椿】で脚本を担当します。
映画【散り椿】キャスト・登場人物
「#散り椿」公式サイトはこちらです👉https://t.co/PlAnk0clBC 皆さま、ぜひ映画館へお越し下さいませ。 pic.twitter.com/RntJxsWtWx
— 映画「散り椿」公式 (@chiritsubaki928) 2018年9月28日
岡田准一 | 瓜生新兵衛 | 妻の願いを叶えるために帰郷した浪人
平山道場、四天王の1人 |
西島秀俊 | 榊原采女 | 扇野藩側用人
平山道場、四天王の1人 |
黒木華 | 坂下里美 | 【新兵衛の妻、篠】の妹 |
池松壮亮 | 坂下藤吾 | 【新兵衛の妻、篠】の弟 |
麻生久美子 | 瓜生篠 | 新兵衛の妻 |
緒形直人ー篠原三右衛門ー平山道場、四天王の1人
新井浩文ー宇野十蔵
柳楽優弥ー平山十五郎
芳根京子ー篠原美鈴
駿河太郎ー坂下源之進ー平山道場、四天王の1人
渡辺大ー千賀谷政家
石橋蓮司ー田中屋惣兵衛
富司純子ー榊原滋野
奥田瑛二ー石田玄蕃
スポンサーリンク
映画【散り椿】あらすじ
享保15年。
かつて藩の不正を訴え出たが認められず、故郷・扇野藩を出た瓜生新兵衛(岡田准一)は、連れ添い続けた妻・篠(麻生久美子)が病に倒れた折、彼女から最期の願いを託される。
「采女様を助けていただきたいのです……」と。
采女(西島秀俊)とは、平山道場・四天王の一人で新兵衛にとって良き友であったが、二人には新兵衛の離郷に関わる大きな因縁があったのだ。篠の願いと藩の不正事件の真相を突き止めようと、故郷・扇野藩に戻った新兵衛。篠の妹・坂下里美(黒木華)と弟・藤吾(池松壮亮)は、戻ってきた新兵衛の真意に戸惑いながらも、凛とした彼の生き様にいつしか惹かれていくのだった。
散り椿が咲き誇る春――
ある確証を得た新兵衛は、采女と対峙することになる。そこで過去の不正事件の真相と、
切なくも愛に溢れた妻の本当の想いを知ることになるのだった……。
しかし、その裏では大きな力が新兵衛に迫っていた――。
スポンサーリンク
映画【散り椿】見所
悪い意味ではなく、大作さんの大作さんによる大作さんの為の映画
彼の古き良き映画人魂に感銘を受け、
その一端を担えることに喜びを感じて参加した役者陣やスタッフが
今後の映画界にその魂を受け継ぐ布石としても意味の深い作品になったんだろうな
とか熱く語ってみる#散り椿— gomako (@goma_kunkun) 2018年9月28日
『散り椿』初日舞台挨拶
大作さんが最初の挨拶で「泣きそうです…いっぱい入っててみなさんの顔を見たら感動しました」と声を震わせながら話すとキャスト陣も目がうるうる
直後の撮影の思い出の話も岡田君はもらい泣き状態で涙を指で何度も拭いながら「すみません…」と。客席ももらい泣き(ノД`)— スイートベリー (@43ay_jo6) 2018年9月28日
『散り椿』初日舞台挨拶
「西島さんお願いします」と振る岡田君に西島さんがすかさずハンカチを渡してあげてた。ハンカチでも何度も涙を拭う岡田君(T-T)
後半、キャスト陣が監督に感謝の言葉を述べる時も岡田君は声を震わせながら話してて、大作さんとの絆にこちらも感動した(。´Д⊂)— スイートベリー (@43ay_jo6) 2018年9月28日
スポンサーリンク
映画【散り椿】感想
原作は未読です。
時代劇物は現代と言葉が違うし少々難解な部分があるので、難しい部分がありますが、この【散り椿】は骨組みがしっかりしているので割とすっと理解できる部分も多かったです。
熱い友情、夫婦の愛、恋心、様々な人間ドラマが描かれていました。
映像のクオリティーは、どのシーンを切り取っても1枚の写真になりそうな仕上がり。
散り椿のタイトルに付けられた意味は?
椿は、【通常は花ごとそのまま落ちること】から首が落ちると連想できてしまうので武士には嫌われていました。
しかし、【散り椿】という種類の花があります。
この散り椿は、花びらが1枚1枚散っていく種類の花です。
映画散り椿での時代背景は、よどんだ利権と武士が存在した戦うことが普通の暮らしにあるような世の中です。
清き世の中へと願い奮闘した主要人物が、1人1人が散り椿のように散っていきます。
ラスト部分では、四天王と呼ばれる剣の達人、榊原采女(西島秀俊)と瓜生新兵衛(岡田准一)が、悪を倒すために戦います。
見事な剣さばきで、ばったばったと倒れます。
返り血を浴びた様は、まさに半分赤い!(本日9月29日で終了した朝ドラのタイトルが【半分青い】でしたが)でした。
夫婦の愛情
平山道場の四天王一人と謳われた瓜生新兵衛(岡田准一)は、上役の不正を訴えた。
しかし、そのことで逆に藩を追われてしまい浪人の身になってしまった。
18年後、妻・篠と死別して、妻の願いを果たすために、帰藩する。
「私はそなたに苦労ばかりさせて一度もよい思いをさせたことがなかった。そなたの頼みを果たせたら褒めてくれるか」
「お褒めいたしますとも」
そんな妻、篠の願いは・・・
- 自分の代わりに想い出の散り椿を見て欲しい
- 榊原采女の助けをして欲しい
ということでした。
帰藩した新兵衛に降りかかったのは、藩主台替わりに伴う家老の企みでした。
実は、新兵衛(岡田准一)の篠(麻生久美子)は、旧友の榊原采女(西島秀俊)と恋仲だったのではないか?と思えるシーンが、これでもかとたくさん出てくるのですが、ラストの方で覆されます。
そして、亡くなった篠(麻生久美子)の妹である坂下里美(黒木華)が姉篠が乗り移ったように、どんどんと、新兵衛(岡田准一)にひかれていくのが分かりました。
が、そこは散り椿です。最愛の妻、篠との約束を果たした新兵衛(岡田准一)また旅に出ます。
エンドロール後に小さな墓に墓参りをする新兵衛(岡田准一)です。
坂下家から出て行ったのは、もしかすると、あのまま坂下家にいるとずるずると、里美の恋心に火をつけてしまって彼女を傷つけてしまうと思ったからもあるからでしょうかね。
心根の優しい新兵衛です。
四天王の友情
平山道場の、同じ道場で学び、剣の腕が良い四天王と呼ばれた4人の青年達。
その4人しか使えない必殺技で、殺害された亡くなったのが、榊原采女の父親であった。
4人のうちの誰がキーマンの【榊原采女の父親】をあやめたのだろうか・・・
そして、物事を収束させるために、四天王の1人、坂下源之進(駿河太郎ー)が自害を命じられてことを沈められた。
乱闘シーンが本格的
チャンバラシーンが本格的で、斬られる役者さん方も良かったです。
血の出し方とか、やられ方も絶妙でした。
もう、バッタバッタと人が倒れるさまは、圧巻です。
現代ではこんなことはあり得ませんからね。
人がバタバタと倒れていくさまも【散り椿】の花が気から散るように伏線として掛けているのだろうなと思いました。
岡田准一の武術の腕に惚れ込んで木村大作が、ラブコールを送って主役を決まったと聞きましたが、岡田准一のの剣さばきは、見事でした。
ココがポイント
エンドロールの主役だけではなく、剣の指導のところにも【岡田准一】の名が連ねてありました。
エンドロールのキャストスタッフには、自筆と思われる字が連なり、この作品への1人1人の想いが詰まっているなと感じました。
映画【散り椿】評判
すごくいい映画見れた。#散り椿
— tORU. (准) (@___CrazyRays) 2018年9月28日
涙しながら、必死でこらえながら、声を出してる姿に私も涙してしまった
それだけ大作さんを尊敬して信頼して魂込めてつくってきた作品なんだなぁって
監督も演者も観客も涙ぐんでたあのあったかい雰囲気が最高でした☺️#散り椿— あー (@six_vyegr) 2018年9月28日
純愛とは?友情とは?家族とは?みたいなのが全部詰まった作品だったな〜
そしてやっぱりロケがすごい!
でも単純に全部がすごすぎて大作さんが胸張って宣伝してるのが身にしみて分かった#散り椿— あー (@six_vyegr) 2018年9月28日
散り椿初日舞台挨拶行って来ました( ; ; )美しい時代劇、、まさにその通りだった。准くんの殺陣は指先まで繊細で綺麗でとても素晴らしかった!その時代を生きているかのような。殺陣で会話をしているよう、、本当その通りだった。この映画が沢山の人に届きますように!#散り椿
— mai (@______j18) 2018年9月28日
悪い意味ではなく、大作さんの大作さんによる大作さんの為の映画
彼の古き良き映画人魂に感銘を受け、
その一端を担えることに喜びを感じて参加した役者陣やスタッフが
今後の映画界にその魂を受け継ぐ布石としても意味の深い作品になったんだろうな
とか熱く語ってみる#散り椿— gomako (@goma_kunkun) 2018年9月28日
映画【散り椿】音楽・主題歌
音楽を担当しているのは、加古隆さんです。
1947年1月31日 生まれ、(2018年現在年齢 71歳)
代表作にNHKスペシャル「映像の世紀」「新・映像の世紀」のテーマ曲「パリは燃えているか」がある。
映画音楽での受賞は、1998年モントリオール世界映画祭のグランプリ作品、マリオン・ハンセル監督「The Quarry」の音楽で最優秀芸術貢献賞。国内作品では、毎日映画コンクールの音楽賞(小泉堯史監督『阿弥陀堂だより』『博士の愛した数式』)。日本アカデミー賞優秀音楽賞(杉田成道監督『最後の忠臣蔵』、小泉堯史監督『阿弥陀堂だより』『蜩ノ記』)。
映画【散り椿】まとめ
御覧の通り、巨匠大ベテラン陣が作り上げた、これぞ日本映画です。
感動必須の話題作です。
私も近々観に行こうと思っています。
感想は見た後で、追記します。
映画【散り椿】
- 日本映画巨匠木村大作監督主導による映画。
- 主演は岡田准一、脚本は小泉 堯史が担当(木村監督オファー)
- 副題は【ただ愛のために】
- 感動必須の話題作