最近見た映画の中でとても良かった映画、心が叫びたがってるんだです。
まず、初めに2018年8月にCSのチャンネル、日本映画専門チャンネルで、実写版【心が叫びたがってるんだ】を見ました。
率直に良い映画だなと思いましたね。
人間の清らかな部分と、そうはいってられない部分、光と影が良い具合に表現されていました。
次にFODプレミアムで、アニメ版の【心が叫びたがってるんだ】を見ました。
ひとことで言うと、映画の方がマイルドに仕上がっています。
アニメは、「おお!ダイレクトだな。えぐる所はえぐってくるな」と思いました。
ということで、心が叫びたがってるんだアニメと映画を見て比較・感想・ネタバレ・考察になります。
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心が叫びたがってるんだとは
「心が叫びたがってるんだ」とは、アニメと実写で2回映画化された人気作品です。
特に高校生や若い層に強い支持を得た作品です。秩父が物語の聖地ですが、聖地巡礼も盛んのようです。
高校生の成長ストーリーです。
性のことを深く言及している訳ではないですが、物語の要にラブホテルが出てきたりしますので、アニメですが、大人(中高生以上)向けのアニメ作品と言えるでしょう。
しかし、性描写が強く表現されている訳ではありません。
監督 | 長井龍雪 |
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脚本 | 岡田麿里 |
原作 | 超平和バスターズ |
ナレーター | 内山昂輝 |
出演者 | 水瀬いのり-成瀬順 内山昂輝-坂上拓実 雨宮天-仁藤菜月 細谷佳正-田崎大樹 藤原啓治-城嶋一基 吉田羊-成瀬泉 |
Sexy Zoneの中島健人の主演で公開された。
キャッチコピーは「《最高の失恋》は、あなたをきっと強くする」。
監督 | 熊澤尚人 |
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脚本 | まなべゆきこ |
原作 | 超平和バスターズ 『心が叫びたがってるんだ。』 |
製作 | 日高峻 清水博之 斎藤俊輔 和田倉和利 |
出演者 | 中島健人-坂上拓実 芳根京子-成瀬順 石井杏奈-仁藤菜月 寛一郎-田崎大樹 荒川良々-城嶋一基 大塚寧々-成瀬泉 |
ここさけ・映画とアニメの違い
- 主人公が順ではなく拓実になっている
- 順の父親に名前の設定(成瀬泰史)がある
- 「玉子の妖精」は登場せず、順の「呪い」のきっかけは、大慈寺の玉子の供物に関する伝承(独自の設定が付け加えられている)とされている。
- 作品の舞台となるクラスは「3年2組」である
- 「地域ふれあい交流会」は揚羽高校以外の団体も参加するイベントで、開催年月日は「2017年5月20日」、会場は実在する秩父宮記念市民会館である
- 拓実が菜月に「好きだ」と告白するのを聞いた順は、普通に喋れるようになった代わりに歌うと腹痛がするようになったため、行方をくらます。
順は劇後半「わたしの声」を歌い終わった後、少女役に交替する。
これ以外でも多々描写が違う描かれ方をしていますよ。
アニメより実写の方がマイルド万人受けしやすい
どちらかと言うと、アニメの方がドギツイです。実写の方がマイルドです。
強烈に印象に残っているのは
拓実のことを順が罵るシーンがあるのですが、アニメの方は、脇が臭いと言うシーンがありました。
視聴者サイドからも、それまで、拓実は、なんでもできる王子キャラとして、輝いて見えていたのですが、なんとも興醒め。
アニメの順の方がめんどくさい女臭が強い
私は、実写を最初に見て次にアニメを見たのですが、登場人物の中で、成瀬順が、アニメの方が嫌な女に見えました。
芳根京子さんのお人柄もにじみ合わせて+変更点のおかげからか、実写の順(芳根京子)は心から応援したくなる女の子でした。
と思えたのですから、視聴者からの共感を得ているので、そこは、芳根京子さん演じる順の方が勝っているポイントだと思います。
実写の大樹がカッコ良過ぎる
主要メンバーの中でもう1人、アニメより、実写の方が勝っている人物がいました。寛一郎さん演じる田崎大樹です。
まあ、これは、単純に寛一郎さんが、イケメンだ。イケメンは隠しきれないってことに尽きるのですが(笑)
アニメの映像がきれい
キャラクターデザイン総作画監督は、あの大人気アニメ映画「君の名は」でも担当した田中将賀です。
きれいなアニメーションは、こころがキラキラうきうきしてきます。
いよいよ今夜9時から劇場版 アニメ『ここさけ』放送ですねー
ありがたやありがたや…#ここさけ#心が叫びたがってるんだ pic.twitter.com/DEpQfaQ1a0— 田中将賀 (@tanamasa0119) 2017年7月29日
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心が叫びたがってるんだ(ここさけ)感想考察ネタバレ含む
ここさけの、良かったところ、をまとめてみたいと思います。
- 主人公や他の主要メンバー4人の変化
- 困難な中でもたくましく生きる
- ミュージカルの歌が素晴らしい
主人公達が殻を破る(変化)
成瀬順の変化
ストーリー展開としては、分かりやすく、少女成瀬順が変わって成長してくれるので、そこはとても良いです。
人前で喋れなかった(喋ると腹痛)少女が、舞台の主役になるのですから。
そして、その悩みと症状を克服したと、なんとも夢のある話です。
と、同時に、順のお父さんとお母さんの酷いこと。
自分の方が大切な父母です。自分と言うよりは、世間体や自己保身の方が大切な親。
ただ、娘を傷つけようとしてやっているのではないのですが、娘の感情は見えていません。
分かりやすい毒親という訳ではありません。(と、私は思うのですが、他の人から見ると違うかもしれませんが)
だから、順は、言葉は傷つけるんだから!と叫ぶのです。
順の思い込みに近い症状も、人前で主役をやることも、バックレた後に、舞台に戻ったのも、言うなれば、殻に閉じこもっていた内側=自分の殻を破ったのです。
玉子の意味
玉子によって呪いを掛けられて、封じ込められた「言葉」
玉子の呪いを自らの力で殻を破って越えた順と、主人公達。
最後のミュージカルのシーンでも玉子と王子が反転して、違う曲を歌いますが、
呪いを掛けたのが玉子です。そして、その反対に一般的には、救うのが王子ですね。
しかし、最後に、王子役ではなく、玉子役の大樹に好かれてしまう順ではありますが・・・(笑)
坂上拓実と他メンバーの変化
坂上拓実
順以外のメンバーも変化します。
王子役の坂上拓実も変化します。
両親が離婚する一因になったという思いから長らく演奏していなかったピアノを弾くことになります。
成瀬順の伝えたいという気持ちに共感し手伝います。
ある意味、弾けなかったピアノを弾くというのはトラウマの解消です。
さらに、仁藤菜月に告白します。
告白とは、自己開示です。
拓実もまた、自分の殻に閉じこもっていた内側の世界の殻を破ったのです。
仁藤菜月
仁藤菜月もまた、そうです。中学の時、坂上拓実との恋愛関係だったはずが、自然消滅した。
拓実への想いがまだ捨てきれない。その想い自分の殻に閉じこもっていた内側の世界の殻を破ることが出来ました。
田崎大樹
玉子役の大樹もまた、そうだ。野球部の元エースで甲子園出場まであと一歩という所でチームは敗退し、自身は右肘を痛めて療養中で現在はエースの座を後輩に譲っている。
夢を突然絶たれたことでやさぐれていたが、順達と、ふれあい交流会(ふれ交)の主催メンバーになり自分を取り戻し、自分の殻に閉じこもっていた内側の世界の殻を破ることが出来た。
それぞれの困難
体と心の症状
順は、話すと腹痛をするという症状。→順は治る
大樹は、手のケガで甲子園に行けなかった症状。→大樹は、ケガは治っていないけど、やさぐれていた心の症状は治る
両親の離婚
両親が離婚しているのは拓実も順も一緒です。
拓実は高校生といえ、親の存在が見えませんでしたね。
祖父祖母はいましたけど、なんとも、寂しい現実ですね。
それぞれの恋愛の克服
拓実と、仁藤夏美は、恋愛面での克服をします。
一方、順は失恋をするも、立ち直り、舞台に戻ります。
そこに、大樹が、順を好きになるというおまけ付き。
ミュージカルの歌が素晴らしい
この歌詞が本当に素敵です。
全てを包み込むような清らかな歌詞なのです。
心が叫びたがってるんだの動画配信サービス
心がさけびたがってるんだのアニメ版は、動画配信サービスは、今なら、FODプレミアムで視聴できます。
同じ原作者の、人気作「あの日見た花の名前を僕らはまだ知らない」の通常版、劇場版もFODプレミアム視聴できますよ。
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まとめ
心が叫びたがってるんだ(ここさけ)の主人公は、無駄に正義感があるわけでも、鈍感でもありません。
どちらかというと、繊細で敏感な主人公の話です。
情緒的に繊細な人が増えつつある現代において、希望が持てるストーリーになっています。
高校生や若い世代だけでなく、あまり幼い子には不適ですが、大人でも十分楽しめる内容になっていると思います。
原作者の岡田さんが登校拒否だった時の話がドラマ化されます↓
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