バカボンのパパよりバカなパパ5話ネタバレ・感想・考察になります。
不二夫が作った絵本とは?
りえ子(森川葵)がイギリスから一時帰国すると、不二夫(玉山鉄二)が病院で小学生の弘人(寺田心)に必死で「シェ~!」をやっていたが弘人は、まったく反応しない。
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バカボンのパパよりバカなパパ5話・あらすじ
不二夫(玉山鉄二)が入院したため、りえ子(森川葵)がイギリスから一時帰国する。向かった病院で、不二夫が小学生の弘人に必死で「シェ~!」をやっていた。全く笑わない弘人は全盲だったのだ。どんな人にも笑ってほしい、その想いから不二夫は、病院で点字の絵本の制作を思い立ち、家族、編集者、アシスタントたちを巻き込み、世界初の点字の絵本の制作に取り掛かる。
バカボンのパパよりバカなパパ5話ネタバレ・感想・考察
不二夫は体を壊して入院中に、不二夫の代表ギャグの「シェー」をしても笑わない少年、弘人(寺田心)くんに出会う。
聞けば、弘人君は、全盲だということがわかった。
不二夫は、なんとか笑わせたいと「点字漫画を描く」と言う。
晩年、数々の病に苦しまされていた不二夫です。
不二夫は、病床でも絵本を描き、新しいことに挑戦するのです。
倒れて眠る不二夫。みんなで協力して、描き上げた「点字の漫画」
最後のページだけを残し、不二夫に意識が戻って書いた言葉は、「これでいいのだ」だった。
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物語のキーの絵は一番つらかったときの満州の夕日
潤子ママの所に、飾ってある、不二夫曰く「登る夕日」の絵は、満州で見た夕日だった。
戦時中の、過酷な生活な満州の日々。
満州で生き延びられたのは仲間と笑いがあったから。
辛い中でも「笑顔」はあった。
辛い中でこそ輝く「笑顔」
その中で気付く「笑い」の大切さ。
皆でいることでこそ、生まれる「笑い」
希望の「笑い」
不二夫が、この世の中で一番大事なものは笑いという想いに繋がった由来だ。
よーいどんの絵本が完成して重なる想い
不二夫は、「皆で一緒になって笑えばいい」と言う。
皆、一緒に生きないとダメなんだよ。とも言う。
恵まれている人も、ハンデを背負っている人も、バカも利口も全部ごちゃ混ぜになっている。
りえ子は、眞知子さんに言われる。
世界一のバカの天才を目指した赤塚不二夫の漫画を未来の子供達にも伝えてね。
それが一番の願い。
「夕日」をみつめて、不二夫は、「もっとまじめにふざけたかったな」と言う不二夫
バカって言うのは自分が裸になる事。
世の中の常識を無視して純粋な自分だけのものの見方生き方を押し通すこと。
バカこそ語れる真実はいっぱいある。
りえ子、パパの娘で本当に良かったと言う。
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バカボンのパパよりバカなパパ・評価
りえ子は、不二夫+登茂子+眞知子+キータンと、ママとパパに育まれていた人生だったのだなと思った。
4人のママとパパと、その中でもとりわけ影響を与えたのが、「世界一のバカを目指したパパ」
こんな素敵な人と達囲まれていたのはすごく素敵だと思うけど、それだからこそ、別れはとっても辛かっただろうなと想像できる。
2006年に眞知子さんが亡くなり、2008年に登茂子さん3日後に不二夫が立て続けにお亡くなりになっている。
不二夫が没後10年になる2018年に作られた今作は、不二夫がりえ子に残した想いが伝わってきた。
不二夫だけではない、不二夫の周りにいた人々の想いや生き様も。
最後・・・
思い出を積み重ねていくのが人生なのだ。
イヤーんえっち。
と書かれているのを見て笑う、りえ子。
赤塚不二夫も、(登茂子さんも眞知子さんも)天国から「これでいいのだ」と言っているだろう。
バカボンのパパよりバカなパパ・評価4.2
1話からの感想
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バカボンキャスト・スタッフ
出演
玉山鉄二,比嘉愛未,長谷川京子,森川葵,馬場徹,駿河太郎,マギー,浅香航大,井藤瞬,千代將太,駒木根隆介,押元奈緒子,草笛光子,寺田心,
語り
松尾スズキ
原作・脚本
原作
赤塚りえ子,
脚本
小松江里子
音楽
音楽
大友良英,Sachiko M,江藤直子