大恋愛~僕を忘れる君と・最終回・10話ネタバレ・感想・考察になります。
戸田恵梨香が若年性アルツハイマーの医師役に挑む! 大石静脚本で描く純愛ストーリー
原作はなしオリジナル
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大恋愛~僕を忘れる君と・最終回・10話あらすじ
【最終回】
侑市(松岡昌宏)の作った軽度認知障害の薬が認可され、侑市は一躍時の人となる。この機会を生かせという父・誠一郎(橋爪淳)の進言で、侑市と薫(草刈民代)は千賀子(夏樹陽子)との関係の修復に成功。だが真司(ムロツヨシ)は、認可がもっと早ければ尚(戸田恵梨香)にも適用できたとの思いを拭えず、侑市の成功を手放しで喜べない。そんな折、真司は公平(小池徹平)の姿を見掛ける。Yahoo!TVから引用
大恋愛~僕を忘れる君と10話・ネタバレ・ストーリー・全体の流れ
2019年12月になった。
恵一と、真司(ムロツヨシ)は、今日も、お母さんが、みつからなかったと、散歩をする。
真司は、幼い恵一へ配慮をして、尚は、アンジェリカ星に行った等と言って、悲しませないようにする。
2019年4月
さかのぼって、2019年4月。
尚(戸田恵梨香)が、出て行った日。
真司は、尚を探す。
侑市(松岡昌宏)は、病院や警察をまわってみれば?とアドバイスをする。
侑市と、薫(草刈民代)も、家に来る。
真司は、自分を責める。
水野(木南晴夏)も来た。
侑市(松岡昌宏)の薬認可される
侑市(松岡昌宏)の開発した、アルツハイマー病の薬が認可された。
一躍、時の人となった。
真司は、この薬の成功が、もう少し早ければと悔やむ。
侑市の父・誠一郎(橋爪淳)は、侑市と、千賀子(夏樹陽子)との関係修復ができるいいチャンスじゃないか?と、アドバイスをする。
千賀子(夏樹陽子)は、ウエディングドレスのデザイナー。
結婚式は?
ドレスはどうするの?と。
怒っていなくなったと思ったら、薫(草刈民代)のウエディングドレスを持ってきた。
千賀子(夏樹陽子)は、このウエディングドレスを作って、謝りにくるのを待っていたそう。
2019年8月
尚がいなくなって4カ月経った。
真司は、車椅子に乗っている、公平(小池徹平)を見かける。
病状が進み、すっかり、変わり果てていた。
でも、幸せそう。
いつもの常連の居酒屋で、
真司は、いなくなった尚の事を、木村(サンドイッチマン富澤)に、相談する。
これ以上衰えていく自分を見せたくないと言う、尚の気持ちだと。
尚は、中長期的なものの見方が出来ていると言う。
店員を使って、木村(サンドイッチマン富澤)は、アテレコをする。
水野(木南晴夏)は、真司の帰りを待っていたら寝てしまった。
ずっとこのまま先生のおそばにいても、よろしいでしょうか?と言い出す。
水野(木南晴夏)に、それは応えられないよと、言う真司。
テレビの捜索番組~見つかる
薫(草刈民代)が、テレビの、いなくなった人捜索番組に出る。
尚が、見付かったと、電話が掛かってきた。
真司は、尚のいる場所に向かう。
大きな煙突がそばにある。
そこは、田舎の小さな、診療所だった。
シーツの後ろに、人影がある。
尚だ。尚がいた。
真司は、尚ちゃんと呼ばれるも、遠征に御用ですか?と言う、尚。
尚は、大きな煙突を眺めていたそう。
5,000万円の通帳を見せて、死ぬまでここに置かせて欲しいと言ったそう。
何も分からなくなった尚からの、伝言
自分が何も分からなくなった後、もし、家族が探して来たら、私て欲しいと、尚のバッグを、医師が真司に渡す。
真司は、バッグを開ける。
真司の本3冊が入っていた。
ビデオカメラも出てくる。
真司は、電源を入れて中を見る。
そこには、恵一が写されていた。
そして、尚の映像もあった。
診療所に来た時の日だった。
その後に出版していた、短編小説集も呼んでいた。
真司の事も、思い出せなくなっていると、尚。
しかし、どこか前向きな尚、夕暮れを写す。
さらに日が経ち、カメラの撮り方を、忘れてしまった尚。
色々な尚が映っていた。
真司は、泣きながら見る。
そこに、診療所の院長先生が入ってくる。
尚と、話てみたらどうですか?と言う。
浜辺で
尚は、浜辺にいる。
真司は、尚に、はじめましてと、話しかける。
アップルパイを持ってきたんだけど、一緒に食べませんか?と。
いい小説が掛けそうだと、真司。
小説家?と、尚は反応する。
尚は、脳みそとアップルパイをも忘れてしまったよう。
本も読めない。
真司は、脳みそとアップルパイを、音読する。
【突っ立っている煙突みたいに】という、真司の前作のお気に入りポイントを、真司に披露しているシーンがインサートされる。
また、会いに来てもいいですか?と、真司。
はいと、尚は答える。
今度は恵一を連れて
真司は、恵一に、お母さんとか言うと、混乱するからだめだと言い聞かせて置く。
真司は、はじめて、会った時のように話すんだぞと。
恵一は、聞き訳が良い。
尚は、真司といると、機嫌が良い。
真司は、記憶は戻らないけど、機嫌がいいなら、出来る限り、会いに来ると言う。
真司は、脳みそとアップルパイを読み終える。
続きが気になる・・・尚。
尚は、次回作も読んで欲しいとせがむ。
いつもの居酒屋で
真司は、車に乗せて、尚を連れ出す。
常連の居酒屋で、尚を出迎える薫や、侑市や仲間たち。
尚は、薫に、どちら様ですか?と言う。
黙っている皆に、木村(サンドイッチマン富澤)が、話し出す。
恵一に、「僕、お母さんは?悲しいね」と聞いてしまう、尚。
恵一「お母さんもうすぐ帰ってくるから、悲しくない」と。
薫は、泣き出す。
あの方は、どうして泣いてるんですか?と、尚。
涙もろいんだと。
また、浜辺で
違う日、また、真司が、尚に、浜辺で、脳みそとアップルパイを読み聞かせる。
アテレコのシーンの回想
小説で、尚が、語る場面。
ごめんね。めんどうな病気になっちゃってという所で。
迷惑かけると思うけど、一生懸命生きるからと、
なんと!尚は、真司の読み聞かせに被せてきた。
さらに、尚は、「真司、聞かせて」と、言う。
尚「やっぱり、真司は才能あるね」と言う。
2人は、ハグをする。
それ以来、尚は、真司を、思い出すことはなかったそう。
その後の話
2023年1月
尚は、1年後、肺炎で亡くなった。
恵一と、真司は、良い感じで、暮らしている。
冷蔵庫には、黒酢はちみつドリンク。
真司は、持っていけと言ったのに、恵一、忘れる。
真司は尚がやったように、恵一に投げる。
恵一は、これ酸っぱいんだもんなと受取る・・・
水野から、新刊の本が届く。
尚の事は、もう、書かないよと、真司。
突っ立っている煙突みたいにってすごくないですか?と尚が言った言葉の回想シーンで終了。
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大恋愛~僕を忘れる君と10話・感想・考察・評価
最終回は、浜辺で、小説を読み聞かせているシーンが多く、余韻を深く味わうことが出来ました。
母親の、薫が泣き出してしまったところは、思わず、もらい泣き。
そして、最終回は、怒涛の伏線の回収の嵐でしたね。
煙突
アテレコ
アップルパイ
黒酢はちみつドリンク
小説
そして、公平(小池徹平)まで。
テレビの公開捜索番組まで、出てきたのは、面白かったです。
そして、それであっけなく、尚ちゃん、見つかるし。
あの診療所の医師は、尚の身元が、分かんなかったという設定だったのだろうか。
銀行の通帳もあるし、家族に一報連絡くらい、出来そうな気もするのだが(そこは物語ってことで)
心に染みわたるような、素敵な、最終回でした。
尚ちゃんが、あっけなく、肺炎で亡くなってしまったのは、とても残念。
しかし、若年性アルツハイマーになると、寿命は、短くなってしまうのだろうか?と、ふと疑問に思った。
気になって調べてみたら、最後は、食事をすることも分からなくなって、胃ろう(胃にチューブ)を選択することになると書いてありました。
そして、寝たきりに移行してしまうとか。死に直結する病気じゃないからこその苦労があるようですね。
そして、コメントいただきましたが、アルツハイマーでは、嚥下機能が弱ったり、咀嚼を分らなくなったりで、誤嚥性肺炎になりあっという間に亡くなることもあるとか。
考えさせられる病気ですね。
侑市の新薬が、開発した、新薬みたいなのが、本当に出てくれば良いのですが!
主人公の尚が、女医として、合理的思考でさっそうと生きていたのに、何も分からなくなってしまう、若年性アルツハイマー病に罹るというギャップが効いていましたよね。
素敵なドラマでした。
真司の尚への揺るがない想い、また、尚の生きざまが、あの図太く突っ立っている煙突と重なって見えました。
そして、残された恵一と真司も、図太い煙突のように、たくましく生きていけ!
~追記~
数時間経って追記します。
「あっけなく、肺炎で亡くなりました」と、真司のナレーションで亡くなった尚です。
この若年性アルツハイマーという病気の負の部分、後に重度の介護が必要になる部分を、避けましたよね。このドラマ。
尚は、自分で、出ていきました。(なかなか金銭的にも、病状的にも、自分からいなくなるなんてことは、通常の若年性アルツハイマー病の患者さんはできないのではないでしょうか?)
木村(サンドイッチマン富澤)は、最後を見られたくない、キレイな想い出のままでいて欲しい。
と、尚の気持ちに、乗っかり加担しましたが、あれは、汚い部分を見せたくない、製作者の意図も大きいのではないでしょうか?
まあ、尚は元医者ですし、貯金もある。
それにしても、認知機能が弱った人が、たまたま偶然診療所に拾ってもらえたのだって、都合良過ぎじゃないですか?
ホスピスや入院するとか、まだ少し、意志判断が出来る時に、決めていたとかならあり得ますけど。
都合よくまとめた感が、後になって、ふつふつと、込み上げてきました。
勿論、アルツハイマーでも、病気の進行が速い人遅い人もいると思います。
尚は、どんどんと進みましたよね。
そして、公平も早かった気がします。
以前、テレビで見た、若年性アルツハイマー病の患者さんは、病気後も軽作業したり、講演したり、そこまで進行が早くない方を見たのを思い出しました。
黄昏流星群の栞もそうだけど、最後、病気になったら出て行かないといけないのか?
きれいなままの想い出でって理想だし、言うのは容易いけど、実際行動するのは、病人にとっては、ものすごく難しい。
製作者側の勝手な押し付けも入ってないかな?と思ってきましたね。
病気設定で、自分から身を引く、逃げ出すは、一見きれいに見えるけど、とっても、危険な思想だと思います。
なぜなら、病気になって何もできなくなった人は、何の価値がないという価値観にも思えます。
勿論、進行の速度は人それぞれでしょう。
しかし、何年、何十年も介護ありきの人もいるのに、少々、ご都合的な部分は否めません。
別に、尚の死を持って物語を終了しなくても良かったのでは?とも思ってきました・・・
介護し続けている姿で終わるのは、悲しすぎるのかな?
~追記の追記~
嚥下機能が弱ったり、咀嚼不能になり、誤嚥性肺炎で亡くなったのでは?コメントをいただきました・・・
医療知識が乏しくてすみません。
しかし、医療知識が、乏しい人にも、伝わるよう、分かりやすく表現して欲しかったなという思いも無きにしも非ず。
せっかく、アルツハイマーの病気についてのドラマなのですから、知らない人にも、病気のことを詳しく理解できる内容であって欲しいです。
肺炎=誤嚥性肺炎
ということらしいです。
アルツハイマーで誤嚥性肺炎で亡くなることはよくあるそうですよ。
そうであったとしても、介護のシーンを避けたのは、事実ですよね。
と、最後負の部分を描かなかったのが少々、気になりましたが・・・
まあ、尚のストーリーは1つのきれいな物語です。
大恋愛・10話評価4.2
1話からの感想
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大恋愛~僕を忘れる君と・キャストスタッフ
キャスト
戸田恵梨香
北澤尚 役
「KITAレディースクリニック」の医師。美人だが本気の恋をしたことがない。お見合い相手のエリート医師・侑市と婚約するが、新居への引っ越しで、アルバイト作業員の真司と運命的に出会う。
ムロツヨシ
間宮真司 役
元小説家。生まれてすぐに親に捨てられ、児童養護施設で育つ。さまざまな職業を転々としながら、深い孤独と独特な感性で小説を書き、26歳の時に新人賞を受賞する。しかし、2作目は全く売れず世間から忘れ去られている。
草刈民代
北澤薫 役
尚の母。「KITAレディースクリニック」の院長。夫を早くに亡くし、女手一つで尚を育てた。侑市との婚約を破棄し、真司との恋に走る尚に大反対する。
松岡昌宏
井原侑市 役
精神科医。有名建築家の父とデザイナーの母を持ち、自身もアルツハイマー病の最新研究に携わるエリート。尚と婚約するが、結婚式を1カ月後に控えて婚約破棄される。
スタッフ
脚本:大石静
演出:金子文紀
プロデューサー:宮崎真佐子
プロデューサー:佐藤敦司
主題歌:オールドファッション/back number
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