沖田×華さんの原作の漫画をドラマ化作品です。
アオイ(清原果耶)はハルミ(モトーラ世理奈)と名乗る少女に誘われ、山道を登っていた。妊娠しているハルミは「山奥の古い家へ行けば、格安で中絶してくれる」と言う…
透明なゆりかご6話あらすじ・ネタバレ・感想・考察になります。
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透明なゆりかご6話・あらすじ
アオイ(清原果耶)はハルミ(モトーラ世理奈)と名乗る不良っぽい少女に誘われ、山道を登っていた。妊娠しているハルミは「山奥にある古い家へ行けば、格安で簡単に中絶してくれる」と事もなげに言う。アオイは怒って引き止めようとするが、たどり着いた家から迎えてくれたのは何とも優しそうな老夫婦(イッセー尾形・角替和枝)だった。一方紗也子(水川あさみ)は、結局自分が妊娠していなかったことを知り、落胆していた…
Yahoo!テレビより引用
透明なゆりかご6話【いつか望んだ時に】考察と流れ
【中絶=アウス(医学用語で)】と【不妊】の対比。
そこから、妊娠出産、産むことに不安を感じている、望月(水川あさみ)の気づきが得られた回。
中絶
中絶をする人は、周りからは、何も考えていないように思えるが、後ろめたい気持ち、いけないことだと、分かっている。
中絶=赤ちゃんを殺すことなので当然だ。
限界まで悩んで、時には自ら死を選ぶお母さんもいる。それが現実。
それに、妊娠は1人ではできない。必ず、相手の男性がいる。男性の身勝手から引き起こすケースすらもある。
女性1人を責めることができないのも、また現実。
不妊
不妊になると、また女性が高齢になるにつれ、
妊娠出産=産みたい
ではなく
妊娠出産=産まなくてはいけない
になる。
それが、自分や、周りの旦那、姑、家族をも追い詰めることにもなる。
男性側が不妊だと分かると、
「本当に俺の子か?」となってしまう男性もいる。
赤ちゃんの誕生が、夫婦家族に問題を引き起こし、壊すケースもあるということ。
中絶や不妊に立ち会う・寄り添う医療サイド
医療は、本来人を救うもの。
しかし、アウスは、違う。
そこには、医療者としても罪悪感を感じる。
しかし、2人の医者それぞれが、中絶に対して、希望を持てる解釈をして関わっている状況を表現されていた。
由比先生
「アウスは、いつか望んだ時に、きれいにする手術と考えている」
イッセー尾形先生
「断ると、お母さんを責めると、行き場のないお母さんが困ってしまうそれを救いたい」
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透明なゆりかご・6話ストーリー・ネタバレ感想
弱みを握られて付き添い
【透明なゆりかご】あす夜10時、第6回『いつか望んだとき』を放送します。カギを握るのは薔薇をかかげる謎の少女。いま話題のモデル、モトーラ世理奈さん登場です。その独特の存在感、目撃セヨ。https://t.co/nCi1p5AaE1 #透明なゆりかご #NHK pic.twitter.com/HDepTbck8n
— NHKドラマ (@nhk_dramas) 2018年8月23日
ハルミ(モトーラ世理奈)に、知り合いが大切に育てていた【バラの花を折った】という弱みを握られる、アオイ(清原果耶)。
「山奥にある古い家へ行けば、格安で簡単に中絶してくれる」産院に、そのことをダシに、付き添ってほしいと頼む。
なぜなら、中絶手術には、付き添いが1人必要だったからだ。
誰にも頼めない、ハルミ(モトーラ世理奈)には、アオイ(清原果耶)が必要だった。
しかし、そこは、看板もない。年寄りの夫婦がやっていた。産科見習い看護師のアオイの目には、モグリで、違法行為に思えた。
最初は、若い17歳の妊婦にも、産院にも不信感を募らせる。
巷では、アウスは10万円、そこは、3万でやってくれるという。
袖に、血を付けたアウス後のおじいちゃん先生に、相手の同意書が要らないのにも不信感を覚えた、アオイは直接聞いてみた。
おじいちゃん先生は、
「同意書は、法律的にも必ずとは言っていない。先月は3人続けて山田さんだったよ。」と。
そして、「本当は、無料にしたいんだけど、最低限の費用はもらっている。そうしないと本当に違法になってしまうから・・・」
とおばあちゃんは言ったのだ。
「罪悪感なく中絶する人が増えませんか?」
ひっきりなしに来るんだ。
遠い所からも来る。
若い人も年配の人も。
それぞれの事情を抱えて・・・
あの台にあがって出来ちゃったら、また、堕ろせばいいと思う人なんていないと思うよ。と言うおじいちゃん先生。
帰り際、バス代をお年玉のポチ袋に入れて渡す。
ごめんね。去年の干支でと言い。
体大事に。帰りは歩かないで、バスで帰りなさいという、また、老夫婦の優しさだった。
おばあちゃん、「またいつでも、いらっしゃい。」
ハルミ「そっちも元気でな。死ぬなよ。」
おじいちゃん先生「そりゃ、分らん、(笑)」
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ハルミが最初から老夫婦のところに来なかった理由
【透明なゆりかご】あす夜10時、第6回『いつか望んだとき』放送です。物語後半のスタート。イッセー尾形さん、角替和枝さんという名優おふたりを迎え、私たちはいま一度、”アウス”というテーマに向き合います。https://t.co/nCi1p5AaE1 #透明なゆりかご #NHK pic.twitter.com/iXgcGcLdZ8
— NHKドラマ (@nhk_dramas) 2018年8月23日
ハルミ「あそこのじいちゃん、腕はめちゃくちゃいいんだよ。見た目くたばりそうだけど。」と言った。
2回目の中絶に真っ先に選べなかった理由は、がっかりさせたくなかったからだと言う。
余計な説教したり、普通の大人ならするだろう。
なのに、あの2人は何も言わない。一言も責めない。
なんかあったら、またおいでって。
馬鹿だろう。また来ちゃだめだろうって。
でも、・・・だからもう絶対来ないようにしようって。決めて頑張ってたんだけどね。
私も馬鹿だけど、赤ちゃんも馬鹿だよ。ちゃんと産んでもらえる人のところに行けばいいのに。と、ハルミは漏らした。
帰りの、堕胎手術後で疲れて眠るハルミに、アオイは、肩を貸す。
忘れていったハンカチ
お仏壇に手を合わす、おばあちゃん(角替和枝)
そこには、ハンカチが置かれています。
老夫婦は話します。
今日来たお嬢さんは、あの娘に似ていたねと話す。
なんも言わずにきれいにしてあげれば、死ぬようなことはなかったね。
以前は、老夫婦も説教をしたのでしょう。
しかし、良かれと思ってやった説教が裏目に出ました。
そのハンカチは、堕胎後に自殺を図った若い女性の忘れ物でした。
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産まなきゃの末の不仲・流産~不妊
【透明なゆりかご】今夜10時、第6回『いつか望んだとき』放送です。もうひと組のゲスト、西原亜希さんと村上新悟さん。イケボ直江、産婦人科に見参。https://t.co/nCi1p5AaE1 #透明なゆりかご #NHK pic.twitter.com/o3PjuHndiW
— NHKドラマ (@nhk_dramas) 2018年8月24日
アキ(西原亜希)は、高齢の妊婦。姑にもいろいろ言われていてやっと授かった命だった。
やっとできた赤ちゃんなのに、細胞分裂が途中で止まってしまった。
流産してしまった。
悲しむ、アキ。
妊娠が分かった時、旦那に、「本当に俺の子か?」と言われたことから離婚をすると言い出します。
その質問をした理由は、夫が不妊傾向があると検査で分かったからだ。
病室で、離婚届を見つめるアキ(西原亜希)
もう無理しなくていいという。姑には、旦那から言っておいたと、言う。
アキは、望月に、赤ちゃんを産まないといけないと必死で、頑張ったのにこの結果になってしまった。
旦那とも元は仲が良かったのに、とこぼす。
望月紗也子(水川あさみ)は、アキに共感します。
よくわかんない世間のプレッシャーとかでぐるぐるするけど、産まなきゃじゃないよね。産みたいだよね
後日、アキが夫婦で訪れます。
あれからいろいろ考えたの。私産みたい。仁志さんとの赤ちゃん欲しい。
産まなきゃじゃなくて。だから、がんばりたいという、アキ。
母親になるために妊娠するのか
婦長(原田美枝子)は、自分は、子供を産む人生を選択しなかったけど、母になるために、生きる自信がでるならそれでいいのではないか?と言う
望月(水川あさみ)は、なんで女ばかり苦しまないといけないんだって文句を言い。生理がきちゃった落ち込む。
お母さんがアオイの職場に来る
アオイのお母さん(酒井若菜)が、由比医院に来ます。
望月が対応します。
心から患者さんに寄り添おうとする所、えらいなと思ってと言う、望月(水川あさみ)。
度胸もあるし、真面目だし、看護師に向いていると思いますよ、の言葉に感動して涙する、アオイの母。
望月「お母さんってありがたいですね。」
どうでしょう。
望月は産む産まないで揺れ動く
望月は、ナースは一生やっていきたいと即答できるも、子供を産みたいか?は即答できない。かといって、産まない選択もできないと正直な気持ちを吐露する。
夫のことも考えると産んだ方がいいと思うとも。
だから、妊娠したかった。妊娠したら、覚悟決めて産むだけだから。
後は、悩まずに済む。
アオイは言います。もし、望月さんに赤ちゃんが生まれたら、最高にママ想いだと。
産まれてくる前から、ママの悩みを解消してくれるママ想いの子供だというアオイ。
アオイは、ハルミとの話を望月にします。
赤ちゃんも馬鹿だと。何度も産めないお母さんのところに来ている赤ちゃんは馬鹿。
赤ちゃんが来るか来ないかも、分んないのに、悩んでも仕方ないわねと元気になる、望月だった。
アオイに感謝する。ものの見方がすごいと褒める。
最後、ハルミが、老夫婦のところに、赤ちゃんを見せに行く映像が映る。
透明なゆりかご6話・総評・評価
老夫婦のいきさつが深かったですね。
いろんな事情あるかもしれないけど、責めちゃ駄目だっていうけど、自分でコントロールできる部分が大きいですよね。
仕方のない例はあるとは思いますが、産めないのに妊娠する悲劇こそ、ありません。
そして、産まなきゃという、変な焦り、これは女性の一生の中で、迫りくるように、付きまとう現実ですね。
透明なゆりかご6話~評価4.2
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透明なゆりかご・キャスト・スタッフ
出演
清原果耶,瀬戸康史,酒井若菜,水川あさみ,原田美枝子,モトーラ世理奈,角替和枝,イッセー尾形,西原亜希,村上新悟
原作・脚本
原作
沖田×華,
脚本
安達奈緒子
音楽
音楽
清水靖晃
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