監察医朝顔・7話・ネタバレ・感想・考察になります。
上野樹里が13年ぶりの月9主演で新米法医学者に。初共演の時任三郎と父娘役
監察医朝顔・7話あらすじ
里子(石田ひかり)がしていた手袋と骨らしき物が見つかり、平(時任三郎)は現地へ。DNA鑑定を待つ間、平は浩之(柄本明)と里子の捜索を行う。一方、朝顔(上野樹里)は、遺産目当てで夫を殺害した疑いがある亜里沙(有森也実)の裁判に出廷。死因の再鑑定結果を証言する。当初の鑑定とは違う結論に至った朝顔は病死ではないと話すが、亜里沙は朝顔を非難し、訴えると言い出す。
YAHOO!TVから引用
監察医朝顔・7話・ネタバレ・ストーリー・全体の流れ・考察・感想含む
朝顔(上野樹里)のもとに、里子(石田ひかり)が被災時に身に着けていたと思われる手袋が見つかったとの連絡が入る。それは、朝顔が中学生の時に使っていた手袋で、内側には朝顔の名前も記されていた。朝顔からその知らせを受けた平(時任三郎)は、桑原(風間俊介)に、朝顔とつぐみ(加藤柚凪)を頼む、と言い残して東北へと向かった。
そんな折、朝顔は、ある事件の控訴審に、鑑定証人として出廷することに。マスコミも「疑惑の女・10億の美魔女」として注目するこの裁判の被告人・白川亜里沙(有森也実)は、3年前に会社社長だった夫が病死し、4億円以上の遺産を手にしていた。その1年後、亜里沙は資産家の男と再婚するが、わずか3ヵ月でまたもや夫が病死し、今度は6億円もの遺産を手に入れていた。亜里沙は、ふたり目の夫の死亡について状況証拠から逮捕されたが、一審は無罪だった。そこで検事の石田希子(山本未來)は、東横大学の法医学教室が司法解剖を行ったふたり目の夫について、朝顔に再鑑定を依頼したのだ。
証人控室で待つ朝顔を訪ねてきた丸屋(杉本哲太)は、今回の裁判は警察の威信がかかっているから必ず有罪にしてほしい、と頼む。石田検事の顔に泥を塗るようなことだけはするな、と言うのだ。それに対して朝顔は、亜里沙を有罪にするためではなく、あくまでも再鑑定の事実を明らかにするために証言台に立つが……。
公式より引用
続き
白川亜里沙(有森也実)の夫は、水銀中毒で亡くなっていた。
通常水銀の検査はしない。
だから、前の鑑定医は見落としたのだ。
最後に、丸屋(杉本哲太)が、鑑定書を持ってくる。
毛髪が残っていて、白川亜里沙(有森也実)と結婚した3か月前から、毛髪に水銀の摂取が残っていたにだった。
白川亜里沙(有森也実)は、水銀を含んだ物質を保管していた。
朝顔(上野樹里)は、法廷で証明して見せた。
桑原(風間俊介)は、捜査一課に異動。
平(時任三郎)は、捜索をするも、朝顔の母(石田ひかり)の遺骨は見つからない。
里子(石田ひかり)の父の浩之(柄本明)は、「悲しみを忘れたい」といつまでも捜している平を煙たがっていたが、「次来る時は連絡するように」と言われる。
今回は、一緒に探したのだった。
平(時任三郎)は、母(石田ひかり)がしてたと思われる、朝顔の手袋を持ち帰る。
中の遺骨は、あの日、母親が助けに行った店主の女性のものだった。
あの日は寒かったから、店主に手袋を貸したのかと想像して、「最後まで優しい人だった」と納得する。
報告を受けた朝顔は、一生懸命探している平に悪いと思い、悲しみを押し殺していた。
夜寝室で、桑原(風間俊介)に、もう我慢しないでいいと言われる。
朝顔(上野樹里)は、悲しみがあふれ出して、涙ぐむ。
翌日、一家団欒で、いつも通りの朝を迎える。
監察医朝顔・7話・感想・評価
今回一番感動したのが、桑原(風間俊介)は、心がイケメンだなと思ったこと。
「もう我慢しなくていいよ」と、朝顔の悲しみを受け止める桑原に感動した。
朝顔も朝顔で、一生懸命捜している、平の前では、娘でも気を遣っているんだな。
親しき仲にも礼儀ありが出来ている。
そういう所を、きっちりと、亡くなった(であろう)里子(石田ひかり)は、娘、朝顔を育てたのだろうなと、いい家庭だったのだろうなと、想像できる。
そういう情操教育含め、今度は、朝顔が、娘のつぐみに教えて、いくのだろうな。
寝ているつぐみを囲むように、朝顔と、桑原が抱き合った姿が印象的だった。
1人で超えていくことは辛いことでも、家族が支え合い、助け合い乗り越えることの大切さを感じた。
今回、「悲しみから目を背けたい」祖父の浩之(柄本明)も、新たな手掛かりが出てきたことで、平の熱心さに動かされた。
人は、影響しあっている。
きちんとした育まれた信頼関係の大切さを再確認した。
悲しみを乗り越えて、前向きに生きる良い作品だと思う。
震災と言うものすごく、悲惨で辛い体験。
母親を失った事実。
それは、このドラマでは【震災】【愛している人を亡くす】というテーマだが、そこまで大きくなくても、1人1人の心の中で、必ず、体験した悲しみや苦しみってある。
我々は、他人と、比較できない心の傷が各々あると思う。
そういうものを引き連れてでも、周りの人たちとの慰め合いで、前に進めるんだよっていうメッセージが伝わる。
1人じゃ抱えきれないことを誰かに、頼ってみたり、寄りかかってみることも大切だよね。
それで、育まれる信頼関係は、絆が強固なものになるのだから。
なんで、夫を水銀で殺した、白川亜里沙(有森也実)のケースが今回と対になって出てきたかと言うと、対比ですね。
夫をお金目的で殺す者もいる。
お金なんか要らない、時間(命を削ってでも)探し続ける家族。
人間は、振り子のように、どっちにもなり得る存在です。
悪魔にも天使にもなれる。
だったら、清らかな心を大切にしたいと、朝顔や平の里子を想う気持ちが、より一層引き立ちました。
監察医朝顔・7話評価4
1話からの感想です。
【監察医 朝顔】キャストスタッフ
月曜日のドラマ
【放送局】フジテレビ
【開始日】7/8~
【時間】9時00分~
【出演】上野樹里,時任三郎,風間俊介,柄本明
【原作】原作・香川まさひと 漫画・木村直巳 監修・佐藤喜宣「監察医 朝顔」(実業之日本社)
【脚本】根本ノンジ
【演出】平野眞
【プロデューサー】金城綾香
【HP】監察医 朝顔