沖田×華さんの原作の漫画をドラマ化作品です。
ささいなきっかけで平穏だったアオイ(清原果耶)と史香(酒井若菜)の関係が再びギクシャクし始める。そんな時、アオイの小学校の友達・ミカ(片山友希)が入院して来る…
透明なゆりかご7話あらすじ・ネタバレ・感想・考察になります。
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透明なゆりかご7話・あらすじ
アオイ(清原果耶)がヤカンを焦がしたのがきっかけで、最近平穏だった母・史香(酒井若菜)との関係が再びギクシャクしはじめる。そんな時、アオイの小学校の友達だったミカ(片山友希)が入院してきて、ふたりは再会を喜び合う。ミカは夫も両親もいない孤独な状況での出産が迫っていたが、自分が赤ちゃんだった時の母子手帳を肌身離さず持っていた。それを見たアオイは、母に怒られてばかりだった子ども時代を思い返す…
Yahoo!テレビより引用
透明なゆりかご7話「小さな手帳」ストーリー(ネタバレ)
アオイは、母親とうまくいっていなかった。
それは、子供の頃からずっとだ。
注意欠陥多動性障害(発達障害)の特性を持つアオイは、ダメだダメだと言われ叱られて育った。
学校の先生から親への連絡事項を、ランドセルに貼られてしまうありさま。
発達障害がまだ、知られていなかったのもあるせいか、アオイの母親は自分の育て方が悪いのではないか?なんで言うことを聞いてくれないんだろと、アオイと同様に悩む苦しんで共に過ごしていた。
アオイの母親は、「なんでこの子が自分の子供なの?」と思っているんじゃないかと思っているはずとまで、思い込むアオイだった。
そんな中、産婦人科に現れたのが、顔に傷跡がある、妊娠中毒症の妊婦ミカ。
アオイの小学校の時の旧友だった。
ミカは、母子手帳を2冊持っていた。
ボロボロの自分が生まれた時のと、新しい自分の子供のための母子手帳だ。
小学生の頃から、ミカは母子手帳をお守りのように持っていた。
母親の再婚で連れ子になったミカは、虐待されるようになった。
しかし、母が書いた母子手帳には、、母親の愛が確かに書かれていたからだ。
一方アオイは、小学生の頃、そんなミカを見ていたので、自分の母子手帳に何が書かれているかが気になっていた。
が、しかし、怖くて開けなかった。
ミカとの再会で母子手帳を開く勇気がもてた。
ミカを通じて自分の殻をやぶって前へ一歩、歩みだせたアオイだった。
その母子手帳には、愛が詰まっていた。
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透明なゆりかご7話感想・考察
【透明なゆりかご】いよいよ今夜10時、第7回『小さな手帳』放送。アオイ(#清原果耶)と母・史香(#酒井若菜)の過去、そして今を照らします。きっかけは、小学校の友達・ミカ(#片山友希)との再会でした。そして陽介君(#葉山奨之)も久々に登場。https://t.co/nCi1p5AaE1 #透明なゆりかご #NHK pic.twitter.com/cpdUHjew2I
— NHKドラマ (@nhk_dramas) 2018年8月31日
アオイの焦げ付かせてしまった・やかんへの想い
冒頭、アオイは、自分の不注意で焦げ付いかせてしまった、母親のお気に入りのやかんの焦げを落としていた。
その姿を母親史香は、「寝ないで学校行くつもり?」と、責める。
アオイの行動が分からない。思い通りにならないで、アオイの母、史香はイライラしてしまう。
お母さんのお気に入りの、やかんを、汚してしまったことを全力で挽回しようとするアオイの気持ちは意味が込められています。
また、ミカの顔には傷がある。お母さんにつけられた傷だ。
ミカのお母さんは、もう亡くなってしまっている。そして、ミカの顔の傷は取れない。
一方、アオイのお母さんもアオイも生きている。まだ、取り戻せる。
お母さんが大事にしていた、やかんの焦げは必死になれば、まだきれいに落とせる。
それを1晩かけて夢中で汚れを落としていたアオイは、母親を憎むというか、申し訳ないと思っている。
ミカちゃんとの出会い再会
ミカは、連れ子となり、お母さんから虐待を受けて育った。
養護施設に入り、彼氏ができてフラれた時に、妊娠が発覚した。
行き詰っていた時に、母の死の連絡が入る。
お母さんの遺品の中には、家族で映った写真があった。
ミカのところだけ、黒くマジックで塗りつぶされてあった。
「母親にここまで嫌われていたか」と、彼氏にフラれ、行き場のない身の中妊娠してしまったミカは、死ぬ決意を固めた。
しかし、自分の母子手帳もあったのを見つける。
小学生のころ、ミカが大事にしていた「母親の愛」が唯一感じられる母子手帳だ。
亡くなったお母さんは、ミカを憎んでいた一方で、そこまでされていたら捨てられるべき母子手帳も出てきた。
愛があることをそこから、ミカは受け取って死ぬのをやめたのだろう。
その母子手帳を大切にしている。
妊娠中毒症の容態が安定しても帰る家のないミカ。
陽介とアオイ母親の再会
史香(酒井若菜)は保険の営業に保育園に行った帰りに4話で母体死亡の夫、陽介(葉山奨之)と再開する。
参考透明なゆりかご4話あらすじ・ネタバレ・感想・考察~母体死亡の現実
以前は、希望をなくしてうろたえていた陽介(葉山奨之)だったが、もがきながらも力強くパパをしていた。
陽介「頑張るのやめて笑ってることにしたんです。」
そんな陽介の何気ない言葉に、史香は救われた。
アオイはミカとの出会い、史香は陽介との再会で、良い方向に変わっていく。
そして、日常の生活でのちょっとした表現です。
コーヒーが良いという史香に、「紅茶でいい?」と聞いたアオイだったが、コーヒーを入れてあげるアオイ。
紅茶を飲むアオイ。
コーヒーいれてくれたの?と言ってコーヒーを飲む史香。
最後のアオイのナレーションです。
小さな手帳は愛であふれていた。
傷ついたり、ゆがんだり形が変わってしまうこともある。
そしていつか誰かを愛することもできる気がする。
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透明なゆりかご7話・総評・評価
ガミガミ叱りつけることよりも、笑顔で受け止めてあげることが大切だと学びました。
それが、お互いのためでもありますよね。
この回はよかったと思います。よく毒親とか親がいけないと責める人が最近多い気がします。
親もまた、苦労しているんだ。
親も子供も影響しあい、時には、迷惑かけあい、助けあい、愛しあう。
所詮、親子といえども、別人格。違いを受け入れる。
親から子への決して一方通行ではない関係性。
親の育て方が悪いと大人になって責めるのは、大人げない部分もありますし、親が悪いわけではないということも一理あります。
透明なゆりかご7話~評価4.2
1話からの感想
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透明なゆりかご・キャスト・スタッフ
出演
清原果耶,瀬戸康史,酒井若菜,水川あさみ,原田美枝子,葉山奨之,片山友希,森山のえる,大迫莉榎
原作・脚本
原作
沖田×華,
脚本
安達奈緒子
音楽
音楽
清水靖晃
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