やすらぎの刻~道

やすらぎの刻~道・ネタバレ感想1話~5話・1週目見所、見逃し、考察あらすじも

やすらぎの刻~道1週目4月8日~4月13日の1話 2話 3話 4話 5話 考察ネタバレ感想見所です。

1週目の、月曜日から金曜日までの感想です。

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やすらぎの刻~道1週目・あらすじ

 脚本家の栄(石坂浩二)がテレビ・映画界に貢献した者だけが入ることのできる老人施設「やすらぎの郷」で暮らし始めて2年余り。栄は古い資料の束から見つけたある台本に苦い思いを蘇らせる。それは満蒙開拓団の姉妹の悲話「機の音」。約10年前、往年の人気女優・冴子(浅丘ルリ子)、マヤ(加賀まりこ)の共演でドラマ制作が進められていたが、不本意な理由で中止になっていた。

なつぞら公式より・引用

 

やすらぎの刻~道1週目・見どころ

お嬢(浅丘ルリ子)から、語られた、満蒙開拓でひどい目にあった、姉妹の話。

脚本は仕上がったけど、中止になったそうです。

その脚本は流れた理由は何なのでしょうか。

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やすらぎの刻1話・月曜日~ネタバレ感想・考察・あらすじ

菊村栄(石坂浩二)は、最近よく同じ夢を見る。

小学校(国民学校)の頃の夢。

目覚めると、少年ではなく、80を超えた老人だ。

そして、老人ホーム【やすらぎの郷】にいる。

歳とっても、感覚は変わらないというか、小学校の時の気持ちは確かに、どこかにありますからね。

ロクさん (橋爪功)は、面影がなくなったと、噂する、マヤ(加賀まりこ)は噂する。

秀さんは、絵を描いている

路子は80過ぎて、スタッフと結婚した。

いろいろと、あったやすらぎの郷のメンバー

 

脚本家の、菊村栄(石坂浩二)は、昔書いた【機の音】という脚本を見つける。

撮影中止になった、終戦記念ドラマだ。

菊村栄(石坂浩二)によると、冴子(浅丘ルリ子)とマヤ(加賀まりこ)を悲しませたらしい。

 

【10年前に遡る】

【ふるさと】の歌を歌う、冴子(浅丘ルリ子)。

最近、ふるさとを思い出すと言う、冴子。

満蒙開拓団の話をする。

農家が満州に行った話だ。

満州で、現地の人が耕していた農地を取り上げたらしい。

そんな強硬手段をしていたので、敗戦後、立場が悪くなる。

集団自決した人たちもいた。

 

その生き残りに会ったことがある。

40前後の姉妹、さきとときだ。

 

廃屋に住み着いた。

さきと、ときは、悲惨な目に遭った。

 

おじいちゃんは殺されて、乱暴された。

子供は、年上の子は、現地の人に売られた。

割織という、割いて織る、技術を姉が持っていた。

妹は、頭がおかしくなって、古い遺書をもくもくと割いていたそうだ。

戦争ってやつは、本当残酷です。

 

その話の後、菊村栄(石坂浩二)冴子(浅丘ルリ子)マヤ(加賀まりこ)財前(柳葉敏郎)による、麻雀が開催される。

菊村栄(石坂浩二)と、財前(柳葉敏郎)は、大負けした。

満蒙開拓団のことを考えていて集中できなかったらしい。

プロデューサーの財前(柳葉敏郎)は、あの話を、2時間ドラマにどうだと提案する。

 

冴子(浅丘ルリ子)とマヤ(加賀まりこ)をその姉妹を演じさせれば、ぴったりだと。

菊村栄(石坂浩二)が国民学校(小学生)の頃のことを思い出して、冴子(浅丘ルリ子)も故郷のことを思いだす。

【故郷】が、伏線になっていました。

それにしても、満蒙開拓団とは、重い話です。

そして、その脚本は実現しなかったそうですね。

実現しなかった理由は、なんなんでしょうね。あまりにも重すぎるということででしょうか。

また、戦時中は大変だったけど、現代の老人ホーム、やすらぎの郷では、年寄りたちが、麻雀をやっていたことも、平和の象徴として対比を強めています。

倉本聰さんの脚本は、骨太だと思いました。

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やすらぎの刻2話・火曜日~ネタバレ感想・考察・あらすじ

菊村栄(石坂浩二)は、山梨にロケハンに行く。

ココがポイント

実際に撮影をする前に、撮影で使用する場所を事前に下見することをいいます。

 

お嬢”こと白川冴子(浅丘ルリ子)は、自分が発案者なのだから自分を目立たせるように頼んできたし、マヤ(加賀まりこ)は、自分の役を光らせて欲しいと言ってきた。

どっちも、露骨な要望(笑)

 

菊村栄(石坂浩二)は、目立たせるとか、光らせるとかは、脇に置いていく。

2人が、何に影響されて、人生になったかを構成する。

シナリオの作り方としては、生まれた年、結婚した年などの年表を頭に叩き込む。

概略図を作る。

姉妹の家族は何人いたのか。

2人の生まれた実家の家の間取りも考えてみる。

徹底的に作り上げて、ドラマの概略が頭の中に入った。

 

同じ家に生まれたとはいえ、性格も、ものの考え方も違う2人。

2人は仲が良かったのか悪かったのか。

そういう事情も考慮して書き始める。

 

プロデューサーの財前(柳葉敏郎)は、椎名和彦を同伴していた。

椎名は、社会派のディレクターだ。

戦争反対!とかではなく、2人の姉妹の人生に的を絞ったのが素晴らしいと言う。

中国でのロケが必要だと言われる。

中国政府に交渉中だとか。

菊村栄(石坂浩二)は、思わず唾をのびこんだ。

主人公の菊村栄(石坂浩二)のシナリオ作りと称しているが、倉本聰氏のシナリオの作り方ではないかと思わせてくれるところが、にくい所です。

火曜日は、シナリオの発想から、構成そして、テレビ局が動き出す流れが、良くわかりました。

女優さんからの要望も、入ってくるんですね。

菊村栄(石坂浩二)は、要望は置いておいてと言ってたけど、俳優からの要望に、困ってしまう気の弱い脚本家も中には、いそうですね。

最後に、唾をごくりと飲み込んだという表現が独特でした。

自分が作り上げた脚本が、中国ロケと言う、大事になりそうで、緊張したのでしょうか。

しかし、なかなか、大変な作業ですよ。

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やすらぎの刻3話・水曜日~ネタバレ感想・考察・あらすじ

菊村栄(石坂浩二)は、作品の、イメージを膨らます。

 

栄のイメージの中では、【裂き織り】をする、お嬢(浅丘ルリ子)とマヤ(加賀まりこ)。

ロシア兵に子供を取り上げられるシーン。

生々しいシーンは描くのはやめようと思った。

人の傷口を覗くのは、よくない。

実際体験した、彼らが、このドラマを見てどう思うのかを考える。

テレビの影響力を考えると、悩む部分はありますね。

 

しかし、ディレクターの椎名和彦は、まだまだ刺激が足りないと言う。

 

菊村栄(石坂浩二)は、お嬢(浅丘ルリ子)とマヤ(加賀まりこ)と一緒に焼き肉を食べる。

インナーボイスが表現されていれば、監督が取りたくなるはずだと、お嬢。

しかし、内心は、自分が目立つかどうかだ。それで争う2人。

菊村栄(石坂浩二)は、ポジティブに考える。

台本に女優たちはのってくれているのだと。

 

菊村栄(石坂浩二)は、山梨に足を運び、ロケハンをする。

栄の脚本に対する考えは、【その俳優が持っている欠点を盛り込む】と、脚本が伸びる。

良いところを見せたいと思いがちだけど、確かに、欠点が見えると親近感がわく。

 

プロデューサーから電話が掛かってきて、中国ロケが決定した。

 

この時、栄の妻の律子 (風吹ジュン)は、認知症を発症するかなり前だった。

パスポートの場所を確認する。

高井の秀さんがあっちにいる。北京にいる。

一緒に行ってもいいかと聞いてきた。

 

しかし、結局、律子 (風吹ジュン)の、都合が合わなかった。

 

そして、深夜に、電話が掛かってきた。

 

電話は、マヤ(加賀まりこ)からだった。

他人行儀に明日の朝会いたいと言われた。

 

中国へのロケハンは、保留になった。

栄は、山梨へのロケハンを繰り返して、俳優とも打ち合わせしたのに、結局流れてしまったって、辛い。

満蒙開拓でひどい目にあった姉妹が、裂き織りしているのって、確か、40代の姉妹だったよね。

お嬢(浅丘ルリ子)とマヤ(加賀まりこ)は、40代の姉妹役だったのかな。

40代はさておき、2人とも化粧が濃すぎて、苦労している姉妹には全然見えなかったよ(笑)

今回は、吉報と、悲報の電話がそれぞれ入りました。

この短いドラマの枠に2回電話の知らせが出てきたのが今回のポイントですね。

抑揚が付きますからね。

抑揚と言えば、栄のイメージとは言え、マヤとお嬢が、裂き織りをやっていた貧困な映像と、現代は、高級焼き肉店で食事というのも対比が表現されていましたね。

中止なんて、何が起こったのでしょうか。

実際にあった話だと、繊細に取り扱われるのかな。

やすらぎの刻4話・木曜日~ネタバレ感想・考察・あらすじ

菊村栄(石坂浩二)は、お嬢(浅丘ルリ子)とマヤ(加賀まりこ)に呼び出された。

2人は「何にも知らないみたいね」と言う。

さらには、ボツになったと報告された。

あなたは、湾岸テレビに騙されているとまで言われる。

理由は、脚本が暗すぎるからボツになったそうだ。

誰からの情報化と言うと、マネジャーからの情報だった。

3人とも、皆して、タバコを吸っている。

この表現力良いですね。相当ストレスたまってますね(笑)

 

湾岸テレビに電話すると、財前は、ロケハンで椎名と一緒に、中国に行っていた。

 

菊村栄(石坂浩二)は、湾岸テレビまで行き、三井編集局長に説明を受ける。

 

頭を下げられた。

なぜ、別の企画が並行していたのか?

どうして、誰も教えてもらえなかったのか腹を立てる。

別の企画は、李香蘭の話だった。

別のチームで進行していた。

代理店が、宝塚出身の女優さいじょうさゆりで押していた。

正直、お嬢(浅丘ルリ子)とマヤ(加賀まりこ)は、若者たちが知らない。

テレビを見るのは、若者層だと、三井編集局長。

さいじょうさゆりは、若者に人気。

お嬢(浅丘ルリ子)とマヤ(加賀まりこ)はテレビではもう古い。

直接、彼女たちに言ってください、じゃないと彼女たちは納得しないと言い怒る。

 

自分の世代を否定されたことで、もう古いと言われたような気になったらしい。

タバコ3人で吸い出したのは、良い表現でした。

画面からの絵が、面白かったです。

やっぱり倉本聰さんの脚本は良いですね。

そして、栄を責めて、マヤとお嬢は被害者面してたけど、実際は、マヤとお嬢が数字取れないと判断されたからっていうのも、面白いポイントです

栄は、自分の脚本が暗いと言われたことよりも、マヤとお嬢はもう過去の人と言われたのが許せなかったとは、栄は、良い人間です。

こういう表現、最近のドラマでは、なかなかないんですよね。

ただ、ストーリーだけ追う展開が多い気がします。

栄の内面の奥深くに触れ、また、怒りをあらわにして、人間らしさが、爆発した瞬間が良かったです。

マヤとお嬢は幸せ者だな。

やすらぎの刻5話・金曜日~ネタバレ感想・考察・あらすじ

家に帰ったら、財前が中国から送った手紙が届いていた

全て、私が悪いと書いてあった。

帰国したら殴られに伺いますとまでの内容。

 

別の企画の李香蘭のドラマに、白川冴子(浅丘ルリ子)を男装の麗人にしようとしたけど、マヤ(加賀まりこ)があぶれてしまう。

それだと、お詫びにならない。

 

プロデューサーの財前(柳葉敏郎)は、実は、菊村栄(石坂浩二)の家の前まで行ったけど、勇気が出なかった。

家の門をたたけなかったらしい。

こういうことは、滅多にないのかな。すごいな。そこまでのことなんだな。

 

さらには、、退職しようとまで思ってしまったらしい。

 

菊村栄(石坂浩二)は、マヤとお嬢の2人に呼び出された。

2人は、裏切られたと言い、これでもかというくらいに、栄は、責められる。

お嬢”こと白川冴子(浅丘ルリ子)は、縁を切るとまで言いだす。

 

そこで、栄は、財前から届いた手紙を見せる。

しかし、内心では、見せちゃいけないと心が叫んだが、見せた。

(自分を守るため)

 

2人は、事実を知り、ショックを受ける。

 

お嬢(浅丘ルリ子)は立ち去り、マヤ(加賀まりこ)は謝られる。

夜、お嬢が訪ねてきたが、寝たと伝えた。

 

2人は、深く傷つき、自分も傷ついた。

栄は、どうにもならなくて、とうとう、2人に、伝えた。

栄の、葛藤がすごく伝わってきた。

でも、2人に責められるのも嫌だし、猛絶交だとまで言われたら、財前からの手紙を見せない訳にはいかないよね。

このドラマ、【やすらぎの刻】も実際問題、えぐっているし、辛いよね。

賞味期限切れだという女優の役をやるのは、ある意味シュール。

歳取るって切ない部分がありますね。

財前の手紙は、切腹しかねないような内容だった。

企画が流れるなんてテレビ局ではあるような気がするけど、そこまでのことの理由が、【賞味期限切れ】なんだから、華やかな職業との対比が効いていて、脚本的には良かったのだと思う。

やすらぎの刻~道・1週目まとめ

満蒙開拓団の実話から始まり、それをもとにした脚本が流れた話でした。

お嬢(浅丘ルリ子)とマヤ(加賀まりこ)が賞味期限切れと言われたようなものなのが、ざっと、10年前。

厳しい現実を突きつけられました。

栄の脚本作りが、見れて面白かったです。

やすらぎの刻~道・再放送情報

やすらぎの刻から道の本放送が、テレビ朝日で、毎週月曜~金曜 12:30~12:50です。

再放送は、BSになりますが、BS朝日で、毎週月曜~金曜 7:40~8:00になります。

本放送の1日遅れで放送されます。(金曜日の分は月曜日放送です)

その後、tver8時から1週間の間は、無料放送しています。

 

やすらぎの刻~道tver(放送から1週間の間は無料視聴可能です)

 

詳しく→見逃した!やすらぎの刻~道・配信動画・再放送情報・視聴方法・無料期間あり

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